どれくらいの人が知っているのだろうか・・・
チーズ業界では、毎年のように世界的な品評会が開催されていて、
アメリカで2020年3月3~5日にかけて開催された
「ワールド・チャンピオンシップ・チーズ・コンテスト(WCCC)2020」において、
日本の味噌漬けチーズが高い評価を受けたということを。
そして、そのチーズこそ、佐渡乳業の【 雪の花みそ漬けチーズ 】シリーズの1つ。

新潟県佐渡市にある佐渡乳業が改良を重ね、日本人にも食べやすく作り上げた
「農場カマンベールチーズ」と、
新潟県長岡市にある杉田味噌醸造所が、特別栽培のコシヒカリと大豆で手作りした
「雪の花みそ」を組み合わせ、
1年を費やして開発された【 農場カマンベール 雪の花みそ漬け 】だ。

「雪の花みそ」が持つ深くて豊かな味わいを
白カビ香る「農場カマンベールチーズ」にしみこませ、
じっくりと熟成させることで生まれた味わいは、格別!
チーズ職人 × 味噌職人 のコラボレーションが存分に味わえる1品!!
チーズは、ヨーロッパなどの古くから伝統的に作って食べられている地域では、日常食。
安価に買うことができるだけでなく、家庭ごとにチーズの味があったり、
保管場所に最適な気候もあって、好みの熟成加減をみて楽しいんでいるのだとか。
もちろん、ワインを飲むときだけでなく、料理やおやつ、いかなる時にも身近にある存在。
ヨーロッパでは紀元前5,000年前からチーズが作られていたとされるが、
対する日本では、プロセスチーズでさえ、戦後から普及したと言われるほどで、
ナチュラルチーズに至っては、ここ30年でようやく、
一般的に広く受け入れられるようになったとされている。

食べ慣れている人には、香りやクセがあってこそ、
ナチュラルチーズの醍醐味といえるのであろうが、
そうでない人にとっては(子供も含む)、
できるだけ、おとなしく食べやすいものが好まれるのでは?
筆者も、かつて佐渡乳業のナチュラルチーズを食べたことがあったのだが、
15~20年ほど前であろうか、とても美味しい食べ物としては受け入れがたかった記憶が・・・
失礼を承知で、このことを佐渡乳業の方に尋ねてみると、
当時よりも、より日本人に好まれる製法に改良し、
試行錯誤を繰り返し、現在の風味にたどり着いたとのこと。
人生二度目の、佐渡乳業のナチュラルチーズを口にすると、
とても同じメーカーのチーズとは思えないほど、
軽い香りと食べやすい味に変わっていて、思わず、感動!

吸収率の高いカルシウム源として、 育ち盛りの子供がいる我が家には、
いつも安価なナチュラルチーズが冷蔵庫にストックされているが、
佐渡乳業のナチュラルチーズを食べてからは、考えが一変!

スライスして、ちびちびワインに合わせるスタンダードな食べ方から、
モッツァレラと置き換えて、シンプルにハーブソルト&オリーブオイルでカプレーゼ風に仕立てたり、
クラッカーやパンに挟んで軽食として食べるなど、
できるだけシンプルな食べ方は、どれもハズレ無し!
普通のチーズには無い、深い味わいと上品な発酵香・・・
その、味わったことのない食べ心地に、
もはや手放せない冷蔵庫の友になってしまったのだ。
そして、まだ挑戦できていないのが悔やまれるが、
もう一つの楽しみ方としては、パッケージにも記載がある通り、
発酵具合によって、食感/香り/旨味が変化するという点。
どうしても、待ちきれずに購入してすぐに食べてしまうので、
いまだに、〔とろり/複雑/濃厚〕という状態を賞味できていないのだが、
食べ忘れたまま賞味期限間近の頃に発見することができたならば、
いつか必ず、その最上のフレーバーを堪能したい、という野望を抱く筆者なのであった・・・