
「世界農業遺産」にも登録される、島全体が減農薬・減肥料で取り組む佐渡の農業。
そんな環境では、牛の餌となる稲わらも、環境/人/牛にも優しいのです。
牛の飼育は、県から「クリーンミルク生産農法」に認定されるほどの、衛生環境の徹底と与える水や飼料の管理が徹底して行われています。
そんな牛から採れたミルクを原料に、絞った当日に手作業で作られるのが佐渡乳業の『佐渡バター』です。
大量生産の現場では、生乳~バターまでの工程を遠心分離から成型までが全自動で機械化されているのですが、ここ佐渡乳業の『佐渡バター』は、木製の【バターチャーン】と呼ばれる道具を使い、人の手で成型されています。

なんと、その手間暇から、生産数は1日200個限定!
そして、肝心の味は、バターのみを取り上げた専門誌にも選ばれるほど!
やわらかな生乳本来に近い風味をまとい、都内などでも、厳選された食材のセレクトショップなどに並べられているほど。
口に含むとふわ~っと溶ける食感で、佐渡の「海洋深層水塩」を使用した控えめな塩分と、牧場を限定した「搾りたての牛乳」を使って作られる、ほんのりとしたミルクのやさしい甘さは、まるで発酵バターのよう。
バターの香りを楽しむのが、料理や菓子作りではメインとなりますが、このバターはぜひ出来るだけシンプルな食材と合わせて、バターそのものを味わっていただきたい!!
そう思わせるほどの繊細な風味は、焼き立てのトーストにのせたり、ほかほかのごはんにのせると、長所が最大限に生かされます。
他にも合わせるのであれば、ちょっと背伸びして原材料にこだわったものに、バターをメインとして使えば、優雅な風味を堪能することができるはず。

もちろん、調理用にも使えます。
いかにもコッテリな醤油バター炒めも、佐渡バターを使うと、ギトギト感がほぼ無し!
だけど、ほんのりバターの香りがあって、素材の香りも引き立ててくれますよ。
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良質なバターとともに、いつものおうち時間を満喫させてみては?
バター一つで、やさしい気持ちになれてしまう、そんな一品です。

